きものは世界で最も美しいファッションであるという認識が、欧米人の間でも高まっています。
 まさにきものは、私たち祖先が一本の糸と一滴の染料で只ひたすら美を求め千有余年の歳月の中で創意と工夫の枠を集め研きあけた栄光の衣装です。
 世界に脚光を浴びるきものの着装技術の推進者として、私は現代に促した方法、苦しくなく、きれいに早く、着くずれしない洋服を着る感覚の着つけと、誇り得る民族衣装の啓発にきものの現代を創作し更に未来を洞察し、過去の源流を知り、広く正しくきものを子孫に継承したいと念じております。
 京都きもの文化学院は、立てばしゃくやく すわればぼたん 歩く姿はユリの花を校章とし、感激そして拍手喝采の、技術を誇り心がかよう学院です。
必ずや皆様のお役に立つものと信じております。
創立者 太田庄七

洗練された教材で学ぶ本随のきもの技術

 近代和装の教材は、この教材を用いることにより洋服的な感覚で装うことができる着付の主流を形成しています。
 教材の特徴は一人で(self)早く綺麗に(speedy)楽に着崩れしない(sporty)に着付をすることができ、現代人の時代感覚にマッチしています。この3Sの特徴を満たす教材を京都きもの文化学院は使用し自信を持って皆さんの指導にあたっています。あなたが学ぶこの技術こそ時代に即した本随のきもの技術です。


革命的とも言える「きもの着付技術」の変革

 きものブームを招いた直接の原因は、革命的ともいえる「きもの着付技術」の変革にあったのです。
古くから伝わる手結びの手法にはそれなりの良さがあるのですが、その手順の複雑さという点で時代感覚にマッチしたものとは言えなくなりました。
 そこで優れた民族衣装研究家たちの手によって近代和装の新しいきもの着付が生み出されたのです。
あなたが学び教えるこの技術こそ時代に即した本随のきもの技術と言えるでしょう。


 本学院トレーニングとは、本科・中等科・研究科・婦人大学に別れ反復してトレーニングを行うことを基本方針としています。
 本科は一人で自分の着付けができることをモットーとし、創造美と知識を高め豊かな人間性を養い婦人大学には技術科・一般教養科があります。
 その他に組ひも・和裁等の専門トレーニングも含まれております。
 特に婦人大学の講師科においては、人間開発と実践教育を充実し、より高度な講師の育成に力を入れております。

◆着つけ科
 きもの・・・世界に誇れる民族衣装です。日本女性の優雅さ、美徳を演出するのはきものです。私達祖先が、四季風情に合せて、長い歴史の流れのなかで磨き・洗練されてきたからこそ、きものは今日まで 生活の中に生き続けているのです。
 きものを着ると動きにくい、着くずれがする、帯を締めると苦しい、帯を結ぶのが面倒、着つけができない等 これは体格、きものの素材・小物の進歩と和装のための体型の補正を忘れているからです。
京都さもの文化学院では、熟達のカリキュラムにより、一人でも多くの方が、きものに親しみ・生活を豊かにし、さらに後輩の為に指導育成をしていただければ幸いです。
◆組ひも科
 組ひもは飛鳥時代に、仏教とともに唐から朝鮮を経て伝来しました。
経巻、袈裟、数珠などに用いられていたものが戦国時代にはいり、武士の刀の下諸、鎧、武具、馬具などの必需品になりました。
 僧侶〜武士へ、そして女性の帯(名護屋帯)〜帯締めに移り変わり一般女性が盛んに用いるようになったのは、明治9年の廃刀令以降のことです。
◆和裁科
 今日世界に誇り得る優雅な民族衣裳きものは、私達祖先が創意工夫を重ね、千有余年の才月をかけて培ってきました。
 当学院・和裁教室本科では、基本を勉強し、中等科・研究科は偉大な遺産きものを子孫に継承するため、師としての学技習得の課程です。
 一度志しを立てたからには、最後までがんばって下さい。
 これが京都きもの文化学院の願いと目的です。
◆花嫁専科
 花嫁さんの着つけは、晴れの日の門出を祝い永久の幸せを願ってお着せします。
 緊張する花嫁さんの気持ちをやわらげながら手早く、美しく仕上げます。
 この気持ちを持ってあなたもぜひ花嫁着つけにチャレンジしてみてはいかがですか。
◆時代衣裳科
 婦人大学時代衣裳科では、上代〜江戸〜近代までの衣裳について勉強することができます。
 その時代じだいの気候風土に合わせ又外国からの影響もうけ、今日のきものへ変化していきました。
 これからは私達の手で染織・縫製を考えてみるのも楽しいです。